ほかの王女さまと 結婚してしまった 王子さまを
人魚姫は どうしても 忘れることができませんでした
「もう一度 王子さまの もとに戻れるなら
もう一度 王子さまと 楽しいときをすごすことができるのなら
わたしは ほかには 何もいらないわ」
そう思った 人魚姫は
魔法使いのところへ 出かけていきました
「お前の話は ようく わかった
お前が王子さまのところへ戻れるよう
魔法をかけてやろう
そのかわり
お前の大切な
王子さまの記憶を いただくぞ」
そういうが早いか 魔法使いは 杖を振り上げました
人魚姫は 今も
魔法使いの家にいます
王子様との思い出が全てだった 人魚姫は
それからは 笑うことも 泣くことも 怒ることも
全て忘れ
じぶんが 誰なのか
何のために 生きているのかすらもわからず
今日も
何故流れるのかわからない 涙を流しながら
誰のために歌っているのかもわからない 歌を
歌い続けているのです
人魚姫は どうしても 忘れることができませんでした
「もう一度 王子さまの もとに戻れるなら
もう一度 王子さまと 楽しいときをすごすことができるのなら
わたしは ほかには 何もいらないわ」
そう思った 人魚姫は
魔法使いのところへ 出かけていきました
「お前の話は ようく わかった
お前が王子さまのところへ戻れるよう
魔法をかけてやろう
そのかわり
お前の大切な
王子さまの記憶を いただくぞ」
そういうが早いか 魔法使いは 杖を振り上げました
人魚姫は 今も
魔法使いの家にいます
王子様との思い出が全てだった 人魚姫は
それからは 笑うことも 泣くことも 怒ることも
全て忘れ
じぶんが 誰なのか
何のために 生きているのかすらもわからず
今日も
何故流れるのかわからない 涙を流しながら
誰のために歌っているのかもわからない 歌を
歌い続けているのです
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